フィンランド空軍の記章が鉤十字(卍)になったきっかけ

フィンランド空軍の100年

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2018.6.3

フィンランド空軍は今日で100歳。フィンランド空軍の歴史は1918年3月6日に遡る。そのため、3月6日は空軍の記念日として祝われる。


この日、スウェーデンパイロットのニルス・キンドベリ中尉とエリック・フォン・ローゼン伯爵は、

スウェーデンウメオからヴァーサまでトゥーリングD型偵察機を飛ばし、フォン・ローゼンが白軍に寄贈した。

フォン・ローゼン氏は、飛行機の翼に、白地に青の卍固めという自分のラッキーマークを描いていた。このマークは1945年までフィンランド軍用機の国章として使用された。


3月13日、C.G.E.マンネルヘイム将軍は、フィンランド空軍の第一号機として、トゥーリンの「フィンランド陸軍航空アカデミー」への着任の日に命令を発した。


1918年3月6日、ウメオからヴァーサまで、フィンランドに寄贈されたチューリンD型機を飛ばす準備をするスウェーデンのニルス・キンドベリ中尉。 ボスニア湾上空は追い風で50分ほどの飛行になる予定だった。


写真は、1918年3月6日、ウメオからフィンランドへ飛ぶスウェーデン機がヴァーサに到着した日に、ヴァーサで警備されている様子。


しかし、実はトゥーリンは正確にはフィンランド初の航空機ではないことをご存じだろうか。2月初めには、スウェーデンからフィンランドに、寄付金で購入したアルバトロス偵察・練習機も移管されていた。

しかし、同機は乗り継ぎ便のピエタルサーリでエンジントラブルに見舞われた。

したがって、空軍に統合されたのは、トゥーリン以後のことである。

それでも、コルホ空港からの空軍の最初の軍用飛行に使われた。


もし、アルバトロスがフィンランドに到着して、先に就航していたら?

フィンランド空軍はその後数十年間、どのような記章で飛行していたのだろうか。

トゥーリンによって空軍の記章は、

寄贈者フォン・ローゼン伯爵の縁起物である、あらかじめ塗られた青いスワスティカによって確立されたのだから。

N.A.B.のtyp9アルバトロスは、実はフィンランド初の航空機であった。N.A.B.式9型アルバトロス


 1918年の内戦では、空挺部隊は主に湖の氷上や野原に設けた仮設飛行場で活動した。

当時の航空機は偵察飛行やビラ投下が主な任務で、手投げ弾も実験的に行われた。

同時に、空軍には独自の組織と国防部門としての独立した地位が与えられ、他の多くの国とは異なり、フィンランドの空軍は陸軍や海軍の一部として発展したわけではありません。


空軍は、スウェーデンからヴァーサに到着した最初のトゥーリン機を受領しました。この機体には、海の氷の上に作られた、この時代特有の仮設の航空機用シェルターが空港として使われている。


エリック・フォン・ローゼン伯爵から空軍に寄贈されたトゥーリンTyp Dは、フランスのモラン・ソルニエType Lをスウェーデンライセンス生産された機体である。


ランスクローナの工場からウメオまで鉄道輸送されたトゥーリンは、3月6日のフィンランドへの移送飛行に先立ち、1918年3月初旬に王立ヴェストファーレン連隊の体育館で組み立てられている。

 


Siivet誌がフィンランド空軍に感謝し、祝福を贈る!

2018.6.3