ケルトのドルイド教とストーンヘンジと生贄儀式は関係がありますか?

ハロウィンは、ドルイド教の祭りで、

ドルイドストーンヘンジの上に生贄を乗せ、儀式●人を行っているというネガティブキャンペーンを目にしました。

果たして本当なのでしょうか?

こちらが、世界遺産として名高いストーンヘンジです。

誰がどんな目的で建てたのかは不明とされています。

さねはぎ式という建築様式で作られています、

私が目撃したのは、このストーンヘンジの岩の上で、生贄儀式が行われていたというものです。

 

出所を覗くと、

イギリスではなく、アイルランドのドルメンの写真が出ています。

何故分かっていない事を分かっていますと断定できるの?

この情報は、どこから入手したのでしょうか?

誰か実際に立ち会った人でもいたのかな?

 

★イギリスのストーンヘンジに使われていた石

ストーンヘンジには、遠く離れた場所で採石される珍しい石が使われています。

2008年には、傷の治療が行われていたとも言われるようになりました。

ブルーストーンと、サルセンストーン

この石が、怪我や病気に効いたのではないかとの研究があります。

これは、トンデモ論の部類に入るのか?

 

ストーンヘンジは、約5000年前に作られたとも言われています。

土塁に至っては、約10000年前に作られたとも。

 

ストーンヘンジは、ケルト以前の先住民族の造った遺跡であると考古学者は指摘します。

この土地には、巨人伝説もあるので興味深いですね。

そして、ケルト人の造ったものでないストーンヘンジを利用して、ケルト人の古さを演出するための舞台として利用し、

夏至の日にドルイドが集まり「儀式」を行うのだと書いてあります。

「ただし、ケルト人の舞台としては古過ぎるのである」

本来、ケルトの儀式は聖なる森の中で行われていたはず。

ドルイド教は、数千年に渡って異端視されてきたとは

酷い話ですね!

日本でも、神道や仏教が入って来たときは、それまでの土着の神様は隅に追いやられました。

 

 

これは、観光客に見せて楽しんで貰おうとするアピールの一環かも知れません。

 

1991年の写真。こちらはロンドンで。

自称ドルイドと説明されています。

お揃いの白を着用しています。

 

 

これが悪魔崇拝と揶揄されることも。

 

 

真実とは。

名誉毀損にならないの?

夏至なのにハロウィンと言い切るか。

 

彼等が、統一教会のように壺を売っているなら話は別です。

ドルイド教が邪悪な宗教と豪語している方々は、そこを調べていただけますか?

しかし彼等は、19世紀に描かれたケルトの祭儀の想像図を元に、演じている‥

ケルト人の文化は、文字を持たないものであったため、ドルイドがどのような服装をしていたかすら想像に任せるしかありません、

ドルイドは、ローマ人の資料によると、

鳩の腹を捌いて内臓の形で吉凶を占うというような事をしていたそうです。

https://youtu.be/6kmxzIY7mE8

 

ローマ人が書いたガリア戦記には、ドルイドの人身御供の儀式が書かれています。

しかし、どの部族が人身御供を行なっていたのかは、証拠がないので分かっていません。

ケルト人は、たくさんの部族に分かれており、

それぞれの風習などはバラバラで、

ただ、ケルト語を話すので、

ローマ人からはケルト人(ガリア人)と、ひとくくりにされていました。

多種多様な部族同士、争い事も度々あったらしく(家畜を盗まれた等)

トラブルがあったとき、調停をするのは、ドルイドでした。

しかし、侵略者ローマ人には、ドルイドの調停など通用するわけもなく‥

部族同士で争っていては滅んでしまうのだと、

わずか20歳の族長ウェルキンゲトリクスはパリシイ、ピクトネス、カドゥルキなどの諸部族をまとめあげローマに対する一斉蜂起を敢行しました。

ウェルキンゲトリクスは、一旦はカエサル軍を撃退します。

結果的に、彼は敗将となりましたが、

最後まで誇りを失わず勇敢に戦いました。

フランスでは国民的英雄なのだそうです。

漫画になったりも。

そんな勇者ウェルキンゲトリクスでさえも、

6年間幽閉された挙句、首を絞められて短い生涯を終えています。

 

ローマの皇帝カエサルは、ケルト人は人身御供をしているとガリア戦記に書きながら、

自費で何百人という剣闘士を提供して剣闘士競技を催し、市民を喜ばせていました。

剣闘士も、元は神に捧げる儀式だったので、人身御供のようなものです。

 

ケルト人は、ローマ人に●されるか、服従し奴隷となっていきました。

知性とは、高められるものだろうか‥

ドルイドも、大陸ではほぼ全滅。

ブリテン島(今のイギリス)もローマに侵略され、ケルト文化はアイルランドにかろうじて残りました。

その後入って来たキリスト教アイルランドに広める手伝いをさせられたドルイド僧もいたそうです。

これは、ケルト人とストーンヘンジを結びつけた後世の想像図とその説明です。

このようなものを見て想像を膨らませた人がいるためか、

また、中世に描かれた比較的新しい想像図も影響しているのか、

ストーンヘンジウィッカーマンの生贄儀式が行われていたと信じる人すら存在します。

 

 

 

コメントは、某掲示板からですが、

プロパガンダを鵜呑みにする人ばかりではないようですね。

 

ドルイド教でない、中世のキリスト教や、古代ローマで生贄があった理由】

中世のキリスト教では、人間の暮らしを絶えず脅かす存在として悪魔を登場させている。

そのために人々は、定期的に悪魔祓いを行わなければ成らなかった。

悪魔は 人々に嫌悪感を起こさせるよう描かれており、悪魔の顔、足 手 胴体 頭などに動物の姿が認められるのは 其の時代、動物がしばしば生贄にされていた事実を反映している。

人間は、わが身を襲った災厄を、様々な手段で他のものに転嫁しようとしてきた。

転嫁する相手は 動物であったり植物であったり またあるときは人間であったりもした。

多くの場合、転嫁された相手は 抹殺されるか社会から放逐される事となる。

災厄の転嫁は、感染呪術であり 災厄の排除は 類感呪術によって行われる。

古代ローマでは、毎年災厄を排除する儀式が行われたが同時に豊穣祈願の儀式でもあった

https://mminazuki.hatenadiary.org/entry/20050727

 

ドルイド教ウィッカーマンの写真

これは、陰謀論メディア予言クラブの制作による動画の主張ですが

カルト映画から画像を拝借しているようです。

もしや映画の宣伝のために

ケルトを生贄教認定し始めたのか?

こちらが、動画主の予言クラブです。

キリスト教を装って恐怖を煽り、セミナーの開催やビデオ販売などでお金を儲けているところらしいです。

しかし、特定の民族に対するヘイトによりお金儲けをしている団体は、訴えられてもいいと私は思いますが。

繰り返しになりますが、ストーンヘンジはイギリスにあります。

ウィッカーマンは?

ウィッカーマンは、どの辺りの民族の儀式ですか?説明できる人はいますか?

ストーンヘンジにも、戦争で命を落とした人々の供養として建てられた説もあるというのに。

 

ちなみにウィッカーマンはこんな映画だそうです。

ナショナルジオグラフィックは、なんにしてもまずここは墓地であったと、そんな研究も記事にしています。

戦争で負けた民族は、後世まで散々に悪く言われます。

侵略された方は、文化を破壊されるだけではないのですね。

 

https://twitter.com/kimovoticus/status/1057832778807427072?s=46&t=oowk1MwjuZ_qNexh9XTLyg

 

ストーンヘンジもまだまだ分からない事だらけです。

周辺には、地下にも遺跡がある事が発表されています。

もしかすると、人類の歴史が塗り替えられるような遺跡が見つかるかも知れません。

悪意のあるヘイトも吹き飛ばすような、新たな発見を待つばかりです。

しかし、ストーンヘンジのすぐ横には、15万人の反対があったにもかかわらず地下トンネルが作られています。

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/20/111600664/

世界遺産としての景観も損ね、まだ見ぬ遺跡の破壊になるかも知れないと危惧されています。

もしかすると、世界遺産から剥奪されるかも知れないのです。

ストーンヘンジ世界遺産でなくなれば、堂々と周辺の開発が出来ると手をこまねいている大企業は少なくないのでしょう。

ストーンヘンジのイメージダウンに成功すれば、殊更やり易くなるのでしょうね。

うまくいけば、この土地に住宅地が立ち並ぶ日もそう遠くないのでしょう。

そして、謎は謎のまま。

 

ストーンヘンジ周辺のスーパーヘンジ

http://mystery-hunter.net/?p=351

ここでは、どんな祭祀が行われていたのでしょうか?

ハロウィンや、ほかの儀式の時は、火を焚いてそれを囲んでいたとされていますが、超古代には、果たして‥?

ケルトの中核をなすのは自然信仰です。

1年の暦で最も大切なのは、

10月31日の日没から11月1日にかけての万霊節で、

霊を静かに供養します。

日本で言えば、お盆。

中国にも、七月に先祖供養の行事があります。

先祖崇拝は、世界共通のようにも思われます。

これがハロウィンにつながりますが、大切なのは生と死を循環、再生ととらえる点です。

古代ケルト人は、輪廻転生を信じていました。

これはケルトの特徴的なデザイン、渦巻き文様にも反映されています。

この美しい永続性を表す形は、666は獣の数字陰謀論にも使われているのでした。

666は、黙示録を読まない人がとやかく言うべきではないと思っています。

ケルトに恨みでもあるんだろうか。

 

こちらは、ケルトの春のベルテイン祭。

https://youtu.be/TiLiE-c06i4

 

火祭りでもありますが、玄関などあちこちをとにかく花で飾る華やかな祭りなんですよ!

花輪を作って頭に乗せる装いが一般的

花のお祭りです!

まさか、ベルテイン祭りにまで難癖をつける人はいないだろうとは思いますが、

私は、そのまさかがあったとしても、

悪魔教や悪魔崇拝で片付けず、敬遠するのでもなく、興味を持つ人生を選びます。

ハロウィンと同じく、この祭りの日にもご先祖様が帰って来るらしいですよ!

興味のある方はこちらもどうぞ‥

https://ja.astrologyonline.net/a-beginners-guide-beltane